ドイツから超軽量スポーツカー…車重454kg!!

自動車 ニューモデル 新型車
ドイツから超軽量スポーツカー…車重454kg!!
ドイツから超軽量スポーツカー…車重454kg!! 全 4 枚 拡大写真

ドイツのMelkus社は23日、スポーツカー『RS2000』の写真を公開した。アルミ製シャシーとカーボン製ボディの組み合わせにより、わずか454kgという軽さを実現している。

Melkus社はレーシングドライバーのHeinz Melkus氏が1959年にドレスデンに設立。1名乗りのフォーミュラマシンを制作する傍ら、1969年にオリジナルスポーツカー『RS1000』を発表した。

RS1000は旧東ドイツの自動車メーカー、ヴァルトブルク社製の3シリンダー2ストロークエンジンを搭載。エンジンは992ccと1200ccの2種類があり、992ccのレース仕様は最大出力88ps、最高速210km/hを誇った。RS1000は1979年までに、101台が生産されたに過ぎない。

Melkus社は1986年、車両生産を中止。1980年代からはBMWのディーラーで生計を立てる時代が続いたが、オリジナルスポーツカーへの思いは抱き続けていたようだ。2006年、『RS2000』の市販計画を明らかにする。

RS2000には、RS1000で得たスポーツカー開発ノウハウが注ぎ込まれ、アルミ製シャシーにカーボンファイバー製ボディを載せる手法を採用。車重はわずか454kgに仕上げられた。アンダーフロアのフラット化をはじめ、リアのディフューザーなど空力特性には徹底的に配慮。ガルウイングドアは、RS1000へのオマージュと受け取れる。

エンジンに関しては、今夏アナウンスされる予定。オペルやフォルクスワーゲンのターボ(150-200ps)が噂され、トップグレードは最大出力300psクラスになるもよう。仮に300psとすると、パワーウェイトレシオは1.51kg/psという驚異的な数値となる。

RS2000は11月に正式発売され、わずか25台が生産される。究極のライトウェイトスポーツは要注目の存在だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
  2. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  3. レクサス『RX』米2026年モデルに「アピアランスパッケージ」新設定
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る