トヨタ、米国新車販売は36.6%減…3月実績

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ、米国新車販売は36.6%減…3月実績
トヨタ、米国新車販売は36.6%減…3月実績 全 9 枚 拡大写真

米国トヨタ販売は1日、3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は13万2802台で、前年同月比は2月の37.3%減とほぼ同じ、36.6%のマイナスだった。

トヨタブランドの乗用車系では、『カローラ』が前年同月比7.8%減の2万2257台と落ち込み幅を抑えたものの、ベストセラーセダンの『カムリ』は33.8%減の2万5783台、新型発売が間近の『プリウス』は55%減の8924台と、主力車種が伸び悩んだ。『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)も、52.7%減の5888台と急減速。1月に投入した新型クロスオーバー、『ヴェンザ』は3695台とまずまずの人気だ。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比4.5%減の1万1899台と復調の兆しが出てきた。しかし、『シエナ』が35.7%減の7807台、『タンドラ』が59.7%減の5547台、『ハイランダー』が48.1%減の5404台と、他の車種は販売回復の手がかりがつかめない。

レクサスブランドでは、『ES』が44.3%減の3225台、『IS』が47.3%減の2432台、『LS』が58.3%減の852台と大幅な減少。新型を2月に発売した『RX』ですら、17%減の6177台と新車効果を発揮していない。

米国では間もなく、新型プリウスの販売がスタートする。トヨタとしては、新型にセールスの起爆剤としての役割を期待したいところだろう。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る