2日、アルファロメオ『8Cスパイダー』が日本公開された。「8Cスパイダーをひとことで表すと?」との質問に、「“美しい”以外の言葉はありますか?」とフィアットグループオートモービルズジャパン広報部長のサラ・セレリ氏から逆に質問されてしまった。
「イタリア語では“bellissimo”とか“meraviglioso”とか言い方がいっぱいありますが、日本語ではなんと言ったらいいでしょうかね。とにかく見るだけで、素晴らしい」(サラ氏)。
日本語では「美しい」という表現しかおもいつかないが、どうやらイタリア語では「美しい」でもいろいろな表現があるらしい。
8Cスパイダーのエクステリアは、クローズドボディ版である8Cコンペティツィオーネのスタイルを踏襲しているものの、オープン化によってさらにエレガントさが増している。まるでイタリアで見かける彫刻の曲線美ように、ダイナミックでエモーショナルなデザインだ。
「美しい」という形容詞に対してそこまでこだわるイタリア人だからこそ、この8Cスパイダーのデザインを作り上げることができたのだろう。このクルマを買おうとするオーナーは、スポーツカーとしての走りや絶対的な性能だけでなく、このデザインに惚れて買うことになるに違いない。