【MFJ全日本ロード 第1戦】決勝…JSB1000開幕優勝は亀谷
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当日のスケジュールは10時20分から「GP-MONO」がスタート。このカテゴリーは250ccの4サイクルエンジンを、オリジナルフレームに搭載した車両で競技される。主にモトクロスエンジンが使われているため、野太いエンジン音が特徴。MFJ全日本ロードレース選手権の正式種目となってからまだ4年しか経っていないカテゴリーだが、年々レベルが上がっている。
優勝したのは、今年自分のチームを立ち上げた小室旭(Team KOMURO with HARC)。2位と4秒以上の差をつけての勝利だった。そして、2位は林達也(team A.A.O!!)、3位は花房一樹(テック・2 & nyusan.com)。
続いては「GP125」が11時20分から始まった。こちらは若手ライダーの登竜門となっている国内選手権最小排気量カテゴリー。優勝者は菊池寛幸(チームウイリー)、2位は徳留真紀(チーム テック・2)、3位は山田亮太(TEAM PLUS ONE)。1位から4位までが1.085秒という僅差のレースだった。
午後に入り、13時15分から「ST600」。市販車をベースに改造した車両を用いるため、セッティングが難しいカテゴリーである。今年のST600は他のクラスで活躍していた選手が参戦するとあって、接戦が予想されていた。
優勝は手塚雄介(TSR with ALT)、2位は岩田悟(TSR)、3位は佐藤裕児(YSP Racing Team)。去年、一昨年と2年連続タイトルを獲得していた小西良輝(MuSASHi RTハルクプロ)は4位だった。
国内最高峰カテゴリーである人気のカテゴリー「JSB1000」は14時20分から。200馬力を超えるモンスターバイクがサーキットを走る姿は大迫力。スタート前にトラブルが発生したり、レース途中でフラッグが振られる波乱の展開だった。優勝は亀谷長純(Honda DREAM RT 桜井ホンダ)、2位は大崎誠之(SP忠男レーシングチーム)、3位は高橋巧(バーニングブラッドRT)。
最後のレースは「GP250」。前のレースが長引いてしまったため、16時15分ごろからのスタートとなった。2サイクル250ccのエンジンを使う人気の高いカテゴリーだが、環境問題によって今年が最後の開催となる。開幕戦の優勝を飾ったのは宇井陽一(41 PLAN with Spruce/SP)、2位は及川誠人(COLT & SJ-R)、3位は渡辺一樹(COLT & SJ-R)。
《佐藤隆博》