【トーヨータイヤ プロクセス C1S】パターンと構造を変更して静粛性を向上

自動車 ニューモデル 新型車
【トーヨータイヤ プロクセス C1S】パターンと構造を変更して静粛性を向上
【トーヨータイヤ プロクセス C1S】パターンと構造を変更して静粛性を向上 全 9 枚 拡大写真
トーヨータイヤの『プロクセス』シリーズに追加された「C1S」は、従来品の「CT01」に対して大幅なパターンの変更を行い、静粛性を向上させているのが特長だ。

トーヨータイヤ技術本部の守屋 学さんは「C1Sは静粛性と高速スタビリティを両立させるためにリブ基調の左右非対称パターンを採用しています。外側はショルダー部分に剛性の高いワイドリブを採用し、内側には乗り心地と静粛性を高めるためにサイプを多く設けたパターンを採用しています」

「このようにそれぞれのブロックごとに機能を持たせたパターンを採用し、さらにそれを機能的にずらして位相配置することで、最もノイズの出にくい理想的なパターンを作り上げています」

「また、外側にも5バリアブルピッチやサイレントウォールといったパターンノイズ低減に効果があるパターンを採用することで静粛性を高めています。構造面でもノイズプロテクションシートの採用や、プロファイルを最適化することにより、高周波のロードノイズを大幅に低減しています」とコメント。

実際にプロクセスC1Sと従来品のCT01を履いた『クラウン』を乗り比べてみると、その違いを体感することができた。CT01も静粛性の高さでは優れた性能を持っており十分に静かなのだが、C1Sのほうが耳障りなノイズが少なく、より快適な車内を作り上げてくれる。

ロードノイズに関しても滑らかな路面では差が少なかったものの、荒れた路面ではC1Sのほうが高周波のノイズが少なく、細かい振動に関しても上手く抑えられていた。

プロクセスC1Sの開発テーマの柱の一つである静粛性の向上に関しては、従来品のCT01よりも確実に磨き上げられており、プレミアムコンフォートタイヤの中でも優れた性能を実現している。

クラウンやレクサス『LS』などクルマ自体の静粛性が高いモデルであっても、その性能が体感できるほど静かなタイヤなので、国産プレミアムセダンに乗っている人におすすめしたいタイヤだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  2. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  3. BMW 3 / 4 シリーズの「M」、392馬力にパワーアップ…マイルドハイブリッドも搭載
  4. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  5. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る