非接触給電ハイブリッドバスが、都バスになって走行試験

自動車 ビジネス 企業動向
非接触給電ハイブリッドバスが、都バスになって走行試験
非接触給電ハイブリッドバスが、都バスになって走行試験 全 3 枚 拡大写真

プラグをつながずに非接触で充電することができるハイブリッドバスが、東京都営バスで営業運転しながらテストを行う。

この次世代型低公害バスの実証走行試験は、国土交通省の「次世代低公害車開発・実用化プロジェクト」(EFV21)事業に東京都交通局が協力した。

晴海埠頭から東京駅丸の内南口までの片道5.26km(都05系統)を一日2往復して、実用化に至る課題を抽出するのが目的。4月13日から同17日まで毎日営業運転(晴海埠頭発10時43分、13時42分)しながら、走行データを収集する。

このハイブリッドバスは乗車定員63人。標準的な都営バスと同じサイズの車両だが、電気のみを使った場合は、航続が市街地走行で約15kmしか伸びないのが難点。

「同じ路線を現在の車両は午前中に3往復ほどして車庫に入る。このハイブリッドバスは1往復ごとに充電のために車庫に戻る。連続長距離運行はまだ難しい」(東京都交通局)と、実用までの道のりは長い。

しかし、1km走行するのに必要な電力を2分で急速充電する能力がある。フル充電までに30分しかかからないため、午前と午後の運転が可能だ。

渋滞や信号待ちの多い都市内路線での走行実験は初めての試み。これまでも洞爺湖サミットの連絡バスや羽田空港ターミナルのシャトルバスとして試験走行実績はあるが、それとは違ったデータ収集が期待される。

この都営バスには、運転席寄りの天井部分と側面に「EV Hybrid」と書かれている。むろん走行中のCO2排出量はゼロだ。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
  4. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  5. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る