ペトロラービグ、エタンクラッカー設備が本格稼動

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住友化学やサウジ・アラムコ社などの合弁会社、ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル社は、サウジアラビア・ラービグに建設している石油精製・石油化学コンプレックスの基幹設備の一つであるエタンクラッカー設備が本格稼動に入ったと発表した。

エタンクラッカーは、ポリエチレンやモノエチレングリコール(MEG)といった石油化学製品を生産するための設備に、年産130万トンのエチレンを供給する。加えて、ハイオレフィン流動接触分解装置(HOFCC)を稼動させるための減圧蒸留装置(VDU)や水素化処理装置(VGOHDT)といった新規の精製関連設備も既に稼動準備が整っている。

このHOFCCは、年産90万トンのプロピレン、日産5万9000バレルのガソリンを生産するため、減圧軽油(VGO)を分解する。HOFCCは、ポリプロピレンやサウジアラビアでは初めて生産されるプロピレンオキサイドなどの石油化学製品の設備にプロピレンを供給する。

ポリプロピレンの2系列設備のうちの一つは、すでに輸入プロピレンを原料として、今年2月から試運転を完了している。

《レスポンス編集部》

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