BMW X5セキュリティプラス…世界トップレベルの装甲仕様

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BMW X5セキュリティプラス…世界トップレベルの装甲仕様
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BMWは14日、『X5セキュリティプラス』を発表した。「X5」をベースに高度なセキュリティシステムを組み込んだ特別仕様車で、世界中のVIPをターゲットに販売される。

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BMWはメルセデスベンツと並んで、セキュリティ車の開発に力を入れているメーカー。政治家や企業の経営者など、顧客は世界中に存在する。BMWが30年以上に渡って培ってきたセキュリティに関する豊富なノウハウが、X5にも注入された。

X5セキュリティプラスは、BMWが2008年8月に発表した『X5セキュリティ』の進化バージョン。ボディパネルはさらに強度を増した高張力スチールに変更され、テロリストに一般的な自動小銃「AK47」の攻撃にも耐えうる剛性を確保した。この結果、ドイツの防弾性能規格は「クラス6」と高い装甲性を実現している。

ドアとフレーム、サイドパネルとピラーの隙間は密閉。これは生物兵器による攻撃を想定したものだ。また、後席と荷室の間にパーティションパネルを新設。後席の分割可倒機能も廃止された。ガラスはもちろん防弾タイプ。表面にポリカーボネートコーティングを施し、強度を増している。アンダーボディも補強された。

タイヤはランフラットで、パンクしても最大150kmを80km/hで走行可能。重量増加に対応して、サスペンションのチューニングを見直すとともに、ブレーキを強化。BMWならではの高いハンドリング性能を備えている。

エンジンは4.8リットルV8ガソリン(355ps、48.4kgm)で、BMW自慢のフレキシブル4WD、「Xドライブ」と組み合わせる。0-100km/h加速は8.2秒と十分以上のパフォーマンスだ。

緊急時にはセンターコンソールのスイッチ操作で、アラームとルーフ&バンパーの青色灯が作動。ドア&ウインドウは自動的にロックされる。車内に閉じ込められても外部と連絡が取れる「インターコム」も標準装備している。

ヘッドランプは、バイキセノンにアダプティブコーナリングランプを内蔵。カーブでの視認性を高めた。オプションでリア&サイドビューカメラを用意。全方位の安全確認が行えるよう配慮されている。

X5セキュリティプラスの生産は、他のX5と同様に、米国南カリフォルニアのスパータンバーグ工場で実施。セキュリティシステムの架装は、メキシコのトゥルーサ工場で行う。BMWは「見た目は通常のX5とまったく変わらない」とアピール。このことが、防犯上有効であることは言うまでもない。

セキュリティ仕様車はダイムラーが2月、新型メルセデスベンツ『Eクラス』をベースにした『Eガード』を発表したばかり。セキュリティ仕様車のニーズは根強いものがあるようだ。

《森脇稔》

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