三菱重工、中国の大型舶用ディーゼルエンジン生産工場が完成

自動車 ビジネス 企業動向
三菱重工、中国の大型舶用ディーゼルエンジン生産工場が完成
三菱重工、中国の大型舶用ディーゼルエンジン生産工場が完成 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は、フィンランドのバルチラ社、中国船舶重工業集団公司(CSIC)と合弁で中国に設立した大型舶用低速ディーゼルエンジン生産・販売会社Qingdao Qiyao Wartsila MHI Linshan Marine Diesel(QMD)の生産工場が竣工した。

中国舶用市場への本格参入の拠点となる主力工場で、QMDは、完成を記念し、船主や造船所など関係者300人超を招いてお披露目式を開催した。

新工場はQMDが本社を構える山東省・青島に完成した。三菱重工およびバルチラからの技術供与を受けながら、シリンダ径96センチまでの2ストローク舶用低速ディーゼルエンジンを生産する。工場の設備能力は最大年産120万馬力で、状況に応じ350万馬力まで増産する。生産機種ブランドは三菱UEとバルチラとなる。

QMDは、強力な技術パートナーを必要としていたCSICと、中国市場での一層のポジション強化を欲していた三菱重工、バルチラ両社の思いが一致し、2006年9月に3社合弁で設立された。

世界の舶用市場は現在、経済・金融危機の影響を受けて停滞を強いられているが、中国での荷動きは回復の兆しを見せ始めている。今回の新工場完成は、中長期に大きな成長が期待される中国市場の今後の需要に対応する体制が整ったことを意味し、これを機にQMDと関係各社は、三菱UE、バルチラブランドの同国市場への一層の浸透を図っていく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  2. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る