住友化学、次世代の化学品総合管理システムを構築

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住友化学の化学品の安全管理に関する情報を統合・管理する社内データベース、化学品総合管理システム「SuCCESS」の構築に伴って、SAPの環境ソリューション「SAPR Environment, Health&Safety」が基盤として活用された。

日立製作所とSAPジャパンが17日、発表した。1月から運用を開始したSuCCESSは、日立が構築した。

このSAPの環境ソリューションは、グローバルにビジネスを展開する欧米の多くの大手化学メーカーで導入されている、デファクトスタンダードとも言うべきデータベースシステム。国際対応も視野に入れたシステムの本格導入は、日本の化学メーカーとして初めてだという。

適正な化学品管理の重要性が世界的に高まる中、年々強化される化学品規制への適切な対応や、リスク評価に基づく安全性確保のための取組みを推進するために、化学品の安全性情報を収集し管理することの重要度が増している。

住友化学は社内に専門の安全性研究組織を持ち、先端技術を駆使しながら、化学品の開発、製造、販売、使用、廃棄といったライフサイクルの各段階を想定したリスク評価・管理を行うとともに、独自に情報管理システムを構築し運用してきた。

今回、情報管理システムを刷新し、化学品総合管理システムSuCCESSを構築した。このシステムにより、長年にわたり蓄積してきたこれらデータも活かしながら、住友化学が取り扱う全ての化学品についての安全性や適用法規、MSDSなどに関する情報をSuCCESSで一元管理し、全ての社員がイントラネットを通じて必要な情報を閲覧し、リスク管理に活用することができる体制を整えた。

住友化学は、SuCCESSを有効に活用し、SAICM/GPSが目指す2020年目標に向けた適切な化学品管理の推進に、全社を挙げて取り組む方針だ。

《レスポンス編集部》

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