東芝、中国で次世代型原子力発電所を着工

自動車 ビジネス 企業動向

東芝は、連結子会社であるウェスチングハウスエレクトリックカンパニー社が米国のザ・ショー・グループ、中国の国家核電技術公司とともに、中国浙江省三門原子力発電所1号機の建設を開始したと発表した。

この三門1号機は、世界初の次世代型加圧水型原子炉「AP1000」を採用し、2013年末に運転を開始する計画。プラント建設の準備段階として、原子力発電所の建設予定地の土壌の基礎掘削工事を昨年2月から開始、今回、中華人民共和国国務院による最終批准と、国家核安全局の建設許可証が発行されたことを受け、プラントの基礎となるコンクリート注入作業を含めた正式なプラント建設を開始した。

ウェスチングハウスは、2007年7月に、ショー・グループのグループ会社であるストーン&ウェブスターとともに、中国浙江省三門原子力発電所向けに2基、山東省海陽原子力発電所向けに2基、AP1000を採用した原子炉設備を納入する契約を国家核電技術公司、三門核電有限公司、山東核電有限公司などと締結した。今回の三門1号機の正式着工開始は、実際の建設プロジェクトが動き出したことを意味する。

現在、世界各国で電力の安定供給と地球温暖化防止の観点から、原子力発電プラントの新規建設や既設プラントの有効活用などに対する需要が急速に高まっている。東芝はウェスチングハウス社とともに市場の要望に応え提案、受注活動を展開して原子力プラント事業を拡大する方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  4. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る