住友化学、サウジで石油化学製品製造の事業化を調査

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住友化学は、サウジアラビアン・オイル・カンパニー(サウジ・アラムコ)と、「ラービグ第2期計画」について、両社が共同してフィージビリティ・スタディー(企業化調査)を実施するための基本的な枠組みを定めた覚書を締結した。

第2期計画は、このほど稼動開始した世界最大級の石油精製・石油化学統合コンプレックスであるラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー(ペトロ・ラービグ社)の第1期計画の拡張計画として、今後、住友化学とサウジ・アラムコで、計画の実現に向けた詳細検討を進める。

フィージビリティ・スタディーは、ペトロ・ラービグ社の協力も得ながら、住友化学とサウジ・アラムコ両社主導で実施、2010年第3四半期に完了する予定。第2期計画では、新たに確保する3000万立方フィート/日のエタンと、約300万トン/年のナフサを主原料に、エタンクラッカーの増設や芳香族プラントの新設を通して、さまざまな高付加価値な石油化学製品を生産することを前提に、投資額を含め、事業性を両社で判断する。

検討する主な石油化学製品は、EPR(エチレン・プロピレンゴム)、TPO(熱可塑性エラストマー)、MMAモノマー(メチルメタクリレート)、PMMA(メタクリル樹脂)などナイロン6樹脂を予定している。

第2期計画は、サウジで初めて生産する製品も多く含まれており、計画の実施により、ペトロ・ラービグ社は、世界最大級の石油化学製品コンプレックスとして発展する。また、計画では、住友化学や関連する他社の最新鋭の技術を導入し、第1期計画との相乗効果、サウジでの雇用創出と川下産業(コンバージョン・インダストリー)の発展を追求する。

《レスポンス編集部》

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