セイノーホールディングスと西武ホールディングスは20日、セイノーが西武運輸の株式を取得することで最終合意したと発表した。両社は今年1月19日、西武運輸をセイノーの子会社化することで基本合意し、内容を詰めてきた。
セイノーと西武運輸は、提携することで幹線ネットワークの効率化、重複拠点の統合・再配置による経営効率化、国内航空貨物事業の強化、サービスラインナップの増強など、シナジー効果が充分に見込めると判断、セイノーが西武運輸を傘下に入れることで最終合意した。
セイノーは西武運輸の株式を保有する西武鉄道、西武建設から取得する。西武建設は保有する5.9%全て、西武鉄道は保有する94%のうち、10%を除いてセイノーに売却する。セイノーの株式取得価格は5億6300万円で、西武運輸の有利子負債1億5100万円も引き継ぐ。