NECエレクトロニクス、32ビットCPUのデュアルコアを開発

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NECエレクトロニクスは20日、FA機器や車載機器の省エネ化やユーザーのシステム開発効率向上を目的に、従来品の32ビットCPU『V850E』の性能を改善するとともに、このCPUを2つ搭載するデュアルコア『V850E2M』を開発したと発表した。 

新技術は、同社の32ビットCPUであるV850Eの高速版を2つ搭載したデュアルコアで、同じ性能をV850E高速版ひとつ(シングルコア)で実現する場合と比較して60%低消費電力で、加えて400メガヘルツ動作時に1CPUあたり1025.2DMIPS(ドライストーンミップス)の高性能を両立した。

また、2つのCPUが同じ演算を行い、結果が同じであれば実行するという、リダンダント(冗長)構成となるロックステップ動作をシステムに応じて適用可能で、信頼性重視のシステムを構築する場合はソフトウェアが介在することなく高速で異常検出を行えるとともに、演算結果を検証するためのソフトウェア開発の負荷を軽減できる。
 
新技術を適用したマイコンを採用することでユーザーは、マイコン自体の低消費電力化と高い演算性能によるシステム自体の低消費電力化、ソフトウェア開発負荷軽減によるシステムの開発効率向上が可能になる。また、新技術を適用した最初のマイコンは、今年秋にFA機器市場向けに市場投入する計画だとしている。

《レスポンス編集部》

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