アウディの小型SUV Q3 …市販にゴーサイン

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アウディの小型SUV Q3 …市販にゴーサイン
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アウディは22日、新型『Q3』の投入を正式決定した。Q3は『Q7』『Q5』の下に位置するコンパクトSUV。セアトのスペイン工場で2011年、生産がスタートする。

Q3は2007年4月の上海モーターショーで初公開された『クロスクーペクワトロ』がベースになるといわれる。Q3はクーペのようなシルエットを持つ5ドア車で、シート高やホイールサイズ、グランドクリアランスは典型的なSUVのもの。アウディは「コンパクトカーのデザイン&ドライビングダイナミクスに、SUVのスペースユーティリティや使い勝手を融合したモデル」と新型のアウトラインを説明している。

また、アウディはQ3の生産工場として、同じフォルクスワーゲングループ、セアトのスペインMartorell工場を指名。同工場を選んだ理由について、アウディのルパート・シュタートラー会長は、「高い生産クオリティに技術力の高いスタッフを有し、生産コストの面でも有利。約1200名の従業員の雇用も守られる」と語っている。

Q3の工場選定にあたっては、米国も検討された。しかし、米国で発生した金融危機の影響を考慮し、米国は候補地から外されたという。今後アウディは、スペイン工場に総額3億ユーロ(約383億円)を投資。Q3用のラインを整備し、2011年から年間8万台を生産する計画だ。

2011年にデビューするQ3は、BMWが開発中の『X1』と競合。さらにアウディは2011年、入門コンパクトの『A1』を『MINI』のセグメントに投入する。アウディとBMWのライバル競争は、さらに熱を帯びそうだ。

《森脇稔》

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