MINI+キャンピングカー+家具メーカー…3社が生んだサーファー仕様

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MINI+キャンピングカー+家具メーカー…3社が生んだサーファー仕様
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BMWグループのMINIは22日、イタリア・ミラノで開幕した「INTERNI DESIGN ENERGIES」で、『クーパーSクラブマン』のコラボレーション仕様を初公開した。

MINIは3月中旬、このコラボレーションの予想イラストを披露。実車の最終仕上げに取り組んでいた。そしてこのほど完成したのが、米国のキャンピングカーメーカーのエアストリーム社、デンマークの家具メーカーのフリッツハンセンとのコラボで誕生した、世界に1台のサーファー仕様車だ。

エアストリーム社はワリー・バイアム氏が1931年、米国ロサンゼルスに設立。航空機の設計ノウハウを生かした宇宙船のようなフォルムとアルミパネルを持つキャンピングカーは、米国で大ヒットし、多くのファンを獲得した。たくさんのオーナーが集い、ロングツーリングに出かける様子は、アメリカでは名物行事と化している。

一方、フリッツハンセン社は1872年、デンマークのコペンハーゲンで創業という老舗家具メーカー。アルネ・ヤコブセン氏がデザインした「シリーズ7」(1955年)、「ザエッグ」(1958年)、「ザスワン」(1958年)など、数多くの名作チェアを送り出している。

今回のコラボでは、エアストリームのキャンピングカーの内装に、フリッツハンセンの家具を採用。コンセプトはサーファー仕様なので、日光浴用のベッドと防水インテリアも装備された。もちろん、外観はエアストリームの特徴であるアルミパネル仕上げである。

MINIはクーパーSクラブマンがベース。ボディカラーはウェットスーツをイメージしたジェットブラックで、明るいグリーンがアクセント。ホワイトスポークのアルミホイールがキャンピングカーと同仕様というのも、さりげない演出だ。

米国でキャンピングカーを牽引するのは大型SUV&ピックアップトラックが相場。しかし、全長3958mm のMINIクラブマンが6800mmの巨大なエアストリームを牽引するのも悪くない。むしろ今の時代なら、クールと受け止められそうだ。

《森脇稔》

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