飲酒運転の発覚恐れ逃走か---衝突、車外放出で死亡

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19日未明、石川県加賀市内の県道で、パトカーの追跡を受けていた乗用車が対向車線側に逸脱。そのまま道路右側に立つ標識柱に激突する事故が起きた。クルマは大破し、運転していた男性が車外に投げ出され、死亡している。

石川県警・大聖寺署によると、事故が起きたのは19日の午前3時ごろ。加賀市山代温泉付近の県道をパトロールしていた同署員が、温泉街方向からふらふらとした挙動で出てきた乗用車を発見。飲酒運転の疑いもあり、職務質問を行うために停止を命じた。

ところがクルマはこれを無視し、ヘッドライトを消した状態で逃走を開始。まもなく100km/h超まで加速した。パトカーは「事故の危険がある」として、直後に追跡を中止したが、クルマはそのまま逃走を続けた。

パトカーはクルマの逃走方向に進んでいったところ、発見した現場から約2.5km離れた場所にある加賀市森町付近で対向車線側に逸脱。道路標識柱に激突していたクルマを発見した。クルマを運転していた男性は車外に投げ出され、頭部強打でほぼ即死の状態だった。後の調べで同市内に在住する26歳の男性と判明している。

現場は片側1車線。警察では飲酒運転の発覚を恐れ、逃走した可能性が高いとみている。

《石田真一》

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