【会田肇 新型カーナビ解説】ゼンリンの情報配信サービスに対応…アルパイン X08シリーズ

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【会田肇 新型カーナビ解説】ゼンリンの情報配信サービスに対応…アルパイン X08シリーズ
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◆おすすめスポットを配信、オービスPOIダウンロードも

アルパインX08シリーズは、ゼンリンのits-moDriveを使った情報配信サービスにも対応している。

自車位置や目的地などの位置情報を反映したオススメスポットを、通信回線を使って自動的に配信するのだ。その情報はエリア別に地元に精通した人が、とっておきスポットとして提案する形でカーナビ上に表示される。これまではユーザー自身がサイトへ行ってアクセスしてから配信を受けていたわけだが、X08シリーズではそれを自動化したのだ。これにより情報があるのにうっかり逃してしまう心配もなくなるわけである。

また、オービスのあるポイントも必要な範囲を指定してダウンロードできる点も見逃せない。さらに、自宅のPCで設定したドライブプランはサーバーを経由してカーナビで取得することを可能としている。インターネットで見つけた情報もそのままカーナビに反映できるようになり、より幅の広いドライブが実現するというわけである。


◆ミニバンドライバーに嬉しい機能も

大型サイズのミニバンユーザーを意識したX08シリーズだけに、運転中のアシスト機能の充実も図っている。

一つは『TOPVIEWマルチ』で、別売のフロントカメラを接続すれば、あらかじめ登録した地点に来ると自動的にカーナビの画面がフロントカメラの映像に切り替わる。さらに低速走行時の自動切り替えやフロント/リアカメラの常時表示にも対応。これらは周囲の状況を確実に把握したいというときに重宝する配慮と言えるだろう。


◆音声コントロールは省略、エコドライブ機能を新搭載

携帯電話のハンズフリーはBluetoothで対応し、これに必要なマイクも標準で付属。接続した携帯電話を通じてグレースノートの音楽情報サービスにも対応し、新譜を取り込んだときにもすぐに対応できるのは便利だろう。

一方で、マイクを搭載したものの、音声によるコントロールには非対応。どうやら音声コントロール機能は、ユーザーがあまり使ってくれないという背景を考慮して省かれてしまったようである。それとBluetoothオーディオを聞くこともできない。先進性を謳ったX08シリーズではあるが、ユーザーの利用頻度を反映した割り切りはあったようである。

時代の流れに合わせ、エコドライブに関する機能もドライブインフォ機能として標準で搭載した。クルマの動きをジャイロや車速パルスから検出し、急加速や急ブレーキといった燃費に悪影響を与える行為に対しては警告を発し、その履歴はきちんとグラフで把握することも可能。モニターに表示されるアイコンで、エコ運転になっているかどうかが一目で把握できるってわけだ。

《会田肇》

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