NECエレクトロニクスとルネサスが事業統合…世界第3位の半導体会社誕生

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NECエレクトロニクス、ルネサステクノロジ、NEC、日立製作所、三菱電機の5社は、NECエレクトロニクスとルネサスの事業を統合する方向で、今後、統合条件に関する協議を開始することで合意したと発表した。統合が実現すれば世界第3位の半導体メーカーが誕生する。

NECエレクトロニクスは2002年にNECの半導体部門を分社化、ルネサスは2003年に日立製作所、三菱電機の半導体事業部門を分離独立する形で設立した。これまでマイコンを中心に各々が事業展開してきた。しかし、世界的な半導体市場の競争が激化する中、開発投資の効率化などで一層の経営基盤と技術力の強化を図るため、事業統合の検討を開始することで合意した。

新会社は、マイコン分野では世界第1位と第2位の事業を統合することになる。

また、両社がともに成長分野として力を入れているシステムLSI製品については、NECエレがデジタル民生向けのソリューションに、ルネサスが携帯電話や自動車向けのソリューションに強みを持つなど、両社の得意分野や注力分野が異なることから、今後、それぞれの強みを一層強化するような開発リソースの選択と集中を行い、マイコンと同様に世界的な競争力を持つ、強い製品の育成を目指す。

さらに、両社がそれぞれ事業展開している個別半導体事業については、マイコンと相乗効果のあるアナログ・ディスクリートの開発を強化していく戦略を今後検討する。

統合後の新会社は、マイコン、システムLSI、個別半導体という3つの製品群を持ち、半導体全体では世界第3位の会社となる。

足元の市場環境は厳しいため、まずは両社がそれぞれ決定済みの構造改革を着実に進め、経営体質を改善する。その上で、構造改革後の両社を統合することによって、更に統合による相乗効果を引き出し、収益力を高めて、市況が変動しても安定的に高収益を確保できる「強い半導体専業企業」の構築を目指す。

NECエレとルネサスは、7月までに事業統合の契約を締結し、2010年4月1日を目処に事業を統合する。統合後の新会社は上場を維持する。両社の統合比率は、協議して統合に関する契約締結までに決定する。新会社の商号、本社所在地、代表者、その他役員構成、資本金、総資産、統合後の業績見通しなども、確定次第公表する。

《レスポンス編集部》

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