ETC普及率は60%…カカクコム調査

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カカクコムは、購買支援サイト「価格.com」が実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」で「第29回調査ETC最新事情!- どのくらい利用している?」を実施した。

結果によると、「高速道路料金の大幅引き下げ」により注目を集めたETC車載器を取り付けている割合は60.6%だった。ETC車載器を取り付けている回答者の購入時期は、もっとも多かったのが「2007年12月以前」で、63.8%が2007年末までにETC車載器を取り付けていたことになる。

また、2008年に取り付けた回答者も22.8%となり、「高速道路1000円」の施策が盛り込まれた2008年度第二次補正予算が話題となる以前に、86.6%がETC車載器をすでに取り付け済だったことになる。

2009年に入ってからは、補正予算案が可決される以前の1 - 2月では1 - 2%台と低いが、補正予算可決後の3月には急激に伸び、7.1%の回答者が3月にETC車載器を取り付けている。調査が行われていた4月半ばまでの期間で見てみると、13.3%となり、この3か月程度で、昨年の半年分以上の取り付け実績が上がっていることになる。

ETC車載器取り付けの際に、何らかの助成制度を利用したかどうかを聞いたところ、全体で平均すると、助成制度の利用率は32%で、2009年の3 - 4月に関してみる限り、両月とも50%を軽く超える利用率となった。この3、4月にETC導入助成制度が広く利用されたことを示している。
 
ETCサービス自体の利用頻度で、もっとも多かったのは「月に2 - 3回」で25.8%。続いて「月に1回程度」が21.3%、「2 - 3カ月に1回程度」と続く。多くの人が、週末ドライブあるいは月に1回あるかないかのドライブのみにETCを利用していることがわかる。「週に1回以上」と答えたのは合計で18.7%にとどまる。

ETC車載機を現在設置していない人の理由として「導入検討中」とした人の理由で多かったのは、「今申し込んでいるが、機械自体がない」「注文待ち」という回答が多かった。

「設置していない」と回答した人の理由は、大半が「ほとんど高速に乗らないから」というもの。年に1回程度しか高速道路を利用しないのに、取り付け込みで1万円以上かかるETC車載器を導入する気にはなれないというのが大きな理由だ。

《レスポンス編集部》

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