ケーヒンが発表した2009年3月期の連結決算は最終損益が56億2500万円の赤字となった。受注が減少したのに加え、製品保証引当金の繰入、北米の事業構造改善費用などが影響した。
売上高は前年同期比15.0%減の2883億3700万円と大幅減収となった。在庫の適正化を図るため、国内と北米で四輪車製品を生産調整したため。
販売減や為替が円高に推移したため、営業利益は同51.6%減の116億800万円とほぼ半減となった。経常利益も同59.6%減の98億8600万円だった。
今期の業績見通しでは売上高が同16.8%減の2400億円、営業利益が同98.3%減の2億円、経常利益が同97.0%減の3億円、最終損益が62億円の赤字と赤字額が膨らむ見込み。