日産、米国新車販売は37.8%減…4月実績

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日産、米国新車販売は37.8%減…4月実績
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北米日産は1日、4月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は4万7190台で、前年同月比は3月の37.7%減とほぼ同じ、37.8%のマイナスだった。

日産ブランドの乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が46.9%減の1万2012台、『セントラ』が46.1%減の4763台、『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)が、33.2%減の4585台と軒並みダウン。しかし、『マキシマ』は3901台を販売し、前年同月比は62.7%増と驚異的な伸びを見せた。

スポーツカーでは、1月にモデルチェンジを受けた『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、前年同月比29.2%増の1561台と4か月連続で前年実績をクリア。『GT-R』も171台を販売しており、日産ブランドのスポーツカーに対する人気は根強い。

一方、ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、これまで唯一好調だった小型SUVの『ローグ』が4758台を販売したにとどまり、前年同月比は18.2%減と5か月ぶりにマイナスへ転じた。

ローグ以外は引き続き不振で、『フロンティア』が前年同月比43.5%減の1992台、『タイタン』が45.6%減の1309台、『エクステラ』が42.9%減の1094台、『パスファインダー』が53.8%減の1117台だ。3月に比べると落ち込み幅は少なくなったが、依然として販売不振が続いている。

インフィニティブランドでは、新型クロスオーバーの『FX』が、前年同月比6.4%減の749台と、2か月連続で減少したが、マイナス幅は少なく抑えた。日本には『スカイライン』ブランドで投入される『EX』は、43.3%減の538台。主力の『Gセダン』(日本名:日産スカイライン)は47.3%減の1944台、『M』(日本名:日産『フーガ』)は69.1%減の441台と、販売回復の兆しは見られない。

日産の4月新車販売では、マキシマの好調ぶりが目立った。これは6月1日まで実施している特別リースプログラムの効果だ。新車価格3万1205ドル(約310万円)の「3.5S」グレードを、3年3か月リース契約した場合、月々のリース料は299ドル(約3万円)からという手軽さが評価された。ひとつの販売促進策として注目できる。

《森脇稔》

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