マツダが12日に発表した2009年3月期の連結決算は、営業損益が283億円の赤字となった。前年同期は1621億円の黒字で業績が大幅に悪化した。
期中のグローバル販売台数は同8%減の126万1000台だった。内訳は国内が『ビアンテ』投入の効果があったものの、既存車種の低迷で同15%減の21万9000台だった。海外では北米が同14%減の34万7000台、欧州が同2%減の32万2000台だった。
中国は『マツダ6』がけん引し、同33%増の13万5000台となったが、その他市場は同13%減の23万8000台だった。この結果、売上高は前年同期比27.0%減の2兆5359億円と大幅減収となった。
収益では売上げ不振、為替差損が圧迫、経常損益は186億円の赤字、最終損益は固定資産の減損損失や海外子会社の繰延税金資産取崩しに伴う税金費用の増加などで714億円の赤字となった。