日産、10年3月期の最終損益が1700億円の赤字見通し

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日産、10年3月期の最終損益が1700億円の赤字見通し
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日産自動車は、今期の業績見通しで最終損益が1700億円の赤字になる見通しを発表した。

同社のカルロス・ゴーン社長は「2009年度も引き続き厳しい年となるだろう。優先事項は、キャッシュの確保、収益の改善、ルノー・日産アライアンスにおけるシナジーの拡大である。危機の間も競争力を維持し、将来に備えるべく、当座の目標と長期的な目標のバランスを取っている」としている。

グローバル販売台数は前年同期比9.7%減の308万台を見込んでいる。欧州では『ピクソ』、米国ではインフィニティ『G37コンバーチブル』、日本では新型軽自動車、『フーガ』、『NV200バネット』などの新型車を投入する。生産台数は295万台を計画しており、2009年度上期は2008年度下期に対して10%以上増加するとともに、休業日も減らす予定。

通期業績予想では、売上高は同17.6%減の6兆9500億円にまで落ち込む見通し。収益では、原材料価格の下落などで1500億円、固定費削減で2579億円の増益効果を見込むが、為替差損で1700億円、台数・車種構成の悪化で2000億円の減益効果を見込むため、営業損益は1000億円、経常損益は2000億円を見込む。

今期の研究開発費は4000億円、設備投資は3500億円に抑え、フリーキャッシュフローのプラスに注力する。このため、在庫水準は前年並みを維持する。

《レスポンス編集部》

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