横浜ゴム、中期経営計画フェーズIIへ…11年度に売上高5500億円

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横浜ゴムは12日、2017年度に売上高1兆円、営業利益1000億円、営業利益率10%をめざす中期経営計画「グランドデザイン100(GD100)」の第2ステップとして、4月からフェーズIIをスタートさせたと発表した。
 
フェーズIIは2009年度から3年間の経営戦略で、最終年度の2011年度に売上高5500億円、営業利益385億円、営業利益率7%の財務目標をめざす。次のフェーズIII、フェーズIVでのさらなる成長に備え、300億円以上のフリーキャッシュフローの創出を図る。
 
フェーズIIの基本方針は「高質な成長」で、世界経済の先行きが不透明な中でも成長を持続できる質の高い企業基盤の確立をめざす。成長の牽引役となるタイヤ事業では、海外でのプレゼンス向上、各国の状況に応じた弾力的な生産増強、地域別事業体制のグローバル化に力を入れる。
 
MB事業はホース、コンベヤベルト、海洋商品(マリンホース、空気式防舷材など)で海外展開を推進するほか、自然エネルギーなどの環境分野で独自技術を生かした新規事業開拓を進める。
 
技術戦略では、環境への負荷を低減する技術に加え、同社の基本方針である「良いモノを、安く、タイムリーに」をさらに徹底する技術の開発に力を入れる。
 
経営基盤の強化では、CSR経営の徹底、「ムダ取り活動」継続によるコスト競争力の強化、国内事業の構造改革に取り組む。
 
2006年度からスタートした「GD100」は、長期財務目標に加え、「企業価値・市場地位において、独自の存在感を持つグローバルカンパニー」になることを企業ビジョンに掲げている。計画期間中3年度ごとに4つのフェーズに区分し、各フェーズで基本方針、事業戦略、財務目標を定めており、2009年3月末に第一ステップであるフェーズIが終了した。

《レスポンス編集部》

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