マツダは12日、2009年3月期決算と今期(10年3月期)の業績予想を発表した。今期の世界販売は前期比12.8%減の110万台を計画、営業損益、純損益とも500億円の赤字を見込んでいる。
売上高は19.9%減の2兆300億円と、引き続き大幅減収となる。ただ、在庫調整は上期中に完了、下期の営業損益は100億円の黒字転換を見込んでいる。
前期の世界販売は7.5%減の126万台で、売上高は27%の減収となった。販売減や円高により営業損益は284億円、純損益は減損処理などにより715億円の赤字となった。
山内孝社長は「コスト革新や固定費削減などにより下期には黒字にもって行く。2期連続の赤字だが、半期ベースで見ると1年で赤字脱却を図りたい」と述べた。