10日午前、広島県福山市にある会社敷地内で開かれていたクルマの展示会場で、客が乗り込んだクルマが誤操作から暴走。他の客2人と接触する事故が起きた。2人は軽傷。警察は運転していた46歳の男性から事情を聞いている。
広島県警・福山東署によると、事故が起きたのは10日の午前11時20分ごろ。福山市鋼管町付近にあるJFEスチール西日本製鉄所の敷地内で行われていた新車の展示会場で、46歳の男性客が乗り込んだ展示用の軽乗用車が突然加速。暴走状態に陥り、前方を歩いていた63歳と55歳の女性に接触した。
2人は転倒した際に足などを打撲する軽傷。警察ではクルマを運転していた男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。男性は酒に酔った状態だったという。
現場は会社の敷地内。この日は駐車場などを開放し、一般参加可能な祭が開かれていた。新車展示会はこの一環として開かれていたが、クルマを走行させての試乗は禁止していた。男性客は「オーディオを試したい」と言い出し、エンジンを掛けたようだ。警察では自動車販売店の関係者からも事情を聞いている。