VW、東南アジアで初の現地生産…インドネシアで今夏から

自動車 ビジネス 企業動向
VW、東南アジアで初の現地生産…インドネシアで今夏から
VW、東南アジアで初の現地生産…インドネシアで今夏から 全 5 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは11日、インドネシア大手のインドモビル社と提携し、ミニバン『トゥーラン』(日本名:『ゴルフトゥーラン』)の現地生産を、09年夏から開始すると発表した。

フォルクスワーゲンはすでにコミットメントとして、18年までの成長計画を公表。その中では、東南アジアを重要市場のひとつに位置づけている。そのため、同社としては初めて、東南アジアでの現地生産を決定。首都ジャカルタにあるインドモビル社の工場を活用し、今夏から数百台規模でトゥーランのノックダウン生産をスタートさせる。

しかし、最終的な目標は、ノックダウン方式ではない完成車の現地生産にある。フォルクスワーゲンはインドモビル社に技術供与を行い、部品の現地調達を含めたコンプリートノックダウン方式による現地生産を、12年には始める計画だ。

フォルクスワーゲンのクリスチャン・キングラー取締役は、「成長市場にいかに早く最適な車を投入するかが、非常に重要」と説明。さらに、「世界規模での成長を維持し、雇用を守る唯一の方法が、未来の市場に焦点を当てることだ」とコメントしている。

ASEAN市場へは、フォルクスワーゲンブランドだけでなく、アウディやシュコダ、そして商用車も投入する予定。中国での地歩を固めたフォルクスワーゲンが、次に狙うのはASEAN市場のようだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  5. 次期トヨタ『ハリアー』は新エンジンの恩恵でフォルムが大変化…スクープ記事ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る