VWの米国新工場が起工式…2011年から新型セダン生産

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VWの米国新工場が起工式…2011年から新型セダン生産
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フォルクスワーゲンは14日、米国テネシー州チャタヌーガに建設する新工場の起工式を行った。フォルクスワーゲングループにとっては62番目の工場となり、2011年から新型ミッドサイズセダンを生産する。

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フォルクスワーゲンは2008年7月、米国での車両組み立て工場建設プランを発表。同社は1978年、米国に完成車工場を建設したが、品質問題に起因する販売不振から、1988年に米国生産から撤退した経緯がある。

約20年ぶりにフォルクワーゲンは米国現地生産を復活させるわけだが、新工場はテネシー州チャタヌーガに、10億ドル(約950億円)を投資して建設。約2000人を雇用し、2011年に稼動する予定だ。最初にラインオフするモデルは、米国では現行『パサート』の後継となる新型ミッドサイズセダンとなる。

新型ミッドサイズセダンは、年間最大15万台を生産し、2012年に発売。ボディサイズは現行パサートよりもやや大きく、フォルクスワーゲンは全体の約30%が、クリーンディーゼルのTDI搭載車になると見込んでいる。

フォルクワーゲンは2018年までに、米国の年間販売台数を現在の約3倍に相当する100万台に引き上げる計画。同社のJochem Heizmann取締役は、「米国市場は近い将来回復するはず。新工場が米国市場での成長に、重要な役割を果たす」と期待を込めている。

《森脇稔》

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