ニッパン、環境ビジネス本格参入へ…高反射断熱塗料を販売開始

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日発販売は18日、シンマテリアル、日本大学生産工学部建築工学科の川岸研究室との三者で、高反射断熱塗料「キルコート」の応用開発及びそれらの環境に対する定量的な効果分析を実施し、環境ビジネスに本格的に参入すると発表した。

太陽光を反射する塗料(高反射塗料)はすでに20社以上が商品化しているが、シンマテリアルが開発した「キルコート」は太陽光を反射する効果だけではなく、高い断熱効果を発揮する。
 
屋根・外壁に塗ることで同塗料の持つ高い断熱効果により、外気温に対し温度差を確保することが可能。また、寒冷地では、他の高反射塗料は太陽光を反射してしまい冬場の効果が期待できないが、キルコートを内壁及び天井に塗ることで暖房効果を維持できる。
 
昨冬、札幌で実地評価済みで、暖房用ガス使用量が未塗装の部屋と比べ半分になるなど、ニッパンの比較調査で高い保温効果が実証されているとしている。
 
塗料のメーカーであるシンマテリアルは2006年設立のベンチャー企業で、全国的な販売経路を持っていないため、全国規模の販売ネットワークを持つニッパンとのアライアンスにより、生産販売量アップを目指す。
 
ニッパンは今年5月に一部組織を変更し環境専門の営業グループを新たに立ち上げ、「キルコート」を環境ビジネスの中核商品と位置付けて活動する。

《レスポンス編集部》

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