オートバックスセブンが19日に発表した2009年3月期の連結決算は、最終損益が33億9700万円の赤字となった。米国事業撤退による事業再構築費用などを計上したため。
売上高は前年同期比2.7%減の2591億4400万円と小幅な減収となった。卸売事業はタイヤや単価が上昇したオイル・バッテリー、ポータブルナビゲーション、ETC車載器などの売上が増加したものの、タイヤチェーン、カーAV、ホイールなどの売上減少を補えず前年割れとなった。小売売上げは消費低迷などの影響で低調だった。海外店舗も不振だった。
営業利益は売上げ減少とタイヤ・ホイールの粗利のダウンで同26.6%減の50億9000万円と減益だったが、経常利益は投資有価証券評価損が前年に比べて減少したため、同8.2%増の65億5600万円と増益だった。
今期の業績見通しは売上高が同11.5%減の2293億円、営業利益が同76.8%増の90億円、経常利益が同52.5%増の100億円、最終利益が57億円となる見通し。