【BMW Z4 新型発売】爽快な走りをもたらすパワートレイン

自動車 ニューモデル 新型車
【BMW Z4 新型発売】爽快な走りをもたらすパワートレイン
【BMW Z4 新型発売】爽快な走りをもたらすパワートレイン 全 13 枚 拡大写真

新型BMW『Z4』には2タイプのパワートレインが搭載されているが、注目は3.0リットルツインターボに7速DCT(ダブルクラッチトランスミッション)を組み合わせた「Sドライブ35i」だ。

2.5リットルモデルの「Sドライブ23i」は、先代からの改良型ユニット直6DOHCに6ATを組み合わせたものが搭載されている。

3リットルモデルの「Sドライブ35i」に搭載されるツインターボエンジンは、すでに『3シリーズ』などに搭載されているが、『M3』にも採用されている7速DCTと組み合わされたことで、よりスポーティな走りをもたらしてくれるようになった。

35iのエンジンは、306PS/40.8kg-mという強力なスペックを発揮するユニットだが、低回転からナチュラルにターボが効きはじめ、回転フィールもBMWの直6らしく滑らかなので走行中にターボを意識するシーンは少ない。最大トルクの発生回転が1300rpmからと非常に低いので、どの回転域からでも俊敏な加速を引き出すことができる。

自然吸気のように高回転で伸びるエンジンではないが、7速DCTが適切なトルクバンドを捉えながらシフトアップしてくれるの、爽快な加速を高速域まで体感できる。

7速DCTの制御も巧みで、低速域では非常にスムーズなシフトフィールに仕上げられているが、アクセルを踏み込んで高回転まで回した時には切れ味のよいシフトアップを行ってくれる。パドルシフトも装備されており、Dレンジで走行中もパドルを操作すれば変速が可能なので、コーナーに差し掛かった際に左のパドルを引けば瞬時にブリッピングが行われて、素早くシフトダウンが行えるのも魅力だ。

シフトレバーでマニュアルモードを選べば、「Mモデル」のようなパワフルなエンジンパワーを自在にコントロールできるようになるので、誰もがパドルシフトを駆使したスポーティな走りを楽しむことができる。

23iと35iの価格差は172万円と大きく、販売的にも約7割が23iになると予想されているが、3リットルツインターボ&7速DCを搭載した35iの爽快な走りは、かなり魅力的なものに仕上がっている。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る