あいおい損保は20日、09年3月期の決算を発表した。それによると、経常収益が前期比7.0%減の1兆755億円、経常損益が230億円の赤字、最終損益が109億円の赤字と、前期に比べ赤字幅が拡大した。正味収入保険料は4%減の8166億円だった。
昨秋以降の金融市場の混乱を受けて有価証券評価損624億円を計上したことが響いた。自動車保険の契約台数は自動車の販売台数が大幅に減少する中で、ノンフリーと契約を中心に拡大しているとのことだ。
10年3月期は経常収益が4.2%減の1兆300億円、経常利益が200億円、最終利益が80億円と黒字転換を見込んでいる。年間配当は09年3月期と同じ10円を計画している。