スズキは25日、第2種原動機付自転車『アドレスV125』、第1種原動機付自転車『レッツ4』などオートバイ計6車種の制動灯スイッチと燃料タンクキャップに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年1月20日-2008年12月26日に製作された26万9402台。
不具合は、下記の2点。
(1)制動灯スイッチ内部の接点構造とグリスの組み合わせが不適切なため、アークにより接点部に絶縁物が生成され、電気抵抗が増大して導通不良となり、制動灯が点灯しなくなるおそれがある。
(2)燃料タンクキャップの形状が不適切なため亀裂が発生し、開閉操作の繰り返しによりキャップの亀裂が進行して燃料が漏れるおそれがある。
(1)については、全車両制動灯スイッチを対策品と交換し、(2)については全車両燃料タンクキャップを対策品と交換する。
不具合発生件数は、(1)が85件、(2)が7件。市場からの情報で発見した。事故は起きていない。
(2)の不具合は、2007年8月1日にリコール届出したものだが、対象範囲外の車両とリコールの交換部品でも同種の不具合が発生したため、対象範囲を拡大して再度リコールするもの。