【VW シロッコ 日本発表】なぜ今、シロッコなのか?

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【VW シロッコ 日本発表】なぜ今、シロッコなのか?
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古い車名が復活するのは日本車でもときどきあることだが、25日に発表されたフォルクスワーゲン『シロッコ』もまた20年という長い時間を経て新型として復活したモデルだ。しかし疑問がある。どうして今、冬眠していた「シロッコ」が復活したのだろうか?

「我々はフルラインで(顧客のニーズにあったクルマを)提供している。そして、(シロッコのような)エモーショナルなクルマ作りもしているのです」。そう語るのは、フォルクスワーゲン グループ ジャパン社長のゲラシモス・ドリザス氏。

「マジメだけじゃ疲れちゃうから、たまにはおもしろいクルマも作りたいんだよ」と記者には聞こえたような気がするのは単なる気のせいかもしれない。が、確かに『ゴルフ』や『ポロ』といった「実用主義」のクルマに混じって『ニュービートル』など遊んだクルマが登場するメーカーがフォルクスワーゲンだ。

「ポジティブなシグナル」というのはエクステリアデザインをまとめたアンドレアス・ミント氏(フォルクスワーゲンAG デザイン部)。同時に「(実質的にシロッコの後継車だった)『コラード』は、V6エンジンを積むなど大きな印象のクルマで現在のクルマを取り巻く環境にはそぐわない。それから、シロッコのほうが知名度がある」とも語る。

ちなみにコラードと新型シロッコを比較すると、ボディサイズはシロッコのほうが大きいが、エンジン排気量はシロッコのほうが小さく、燃費も優れている。
新型シロッコは、「スポーツ+エコ」という新時代のスポーツクーペのあり方を提案しているモデルなのだ。

《工藤貴宏》

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