ヤマハ発動機は、コンパクトなプラットフォームに2基の搭載ヘッドと新開発の搬送システムを採用し、世界一の面積生産性を発揮する表面実装機「YS24」を開発、7月から発売する。
YS24は、面積生産性、部品対応力、段取り作業性で好評の「YSシリーズ」のフラッグシップモデルとして開発した。横幅1.25mのコンパクトなプラットフォームに、2基の10連マルチヘッドを2つのビームに配置した。加えて新開発の「デュアルステージコンベア」の採用により、世界一の面積生産性を達成する7万2000CPH(0.05秒/chip)の高い搭載能力を発揮するほか、高さ700×幅460mmの超大型基板への対応を可能とした。
さらに、部品供給装置には、マイコン制御による電動式テープフィーダー「SSフィーダー」と、小型軽量の一括交換台車システムを採用し、高い生産性に加え段取り作業性に優れた生産効率の高い実装ラインの構築を可能とする。
YS24は、6月3日から5日まで東京ビッグサイトで開催されるエレクトロニクス実装技術関連の展示会「第11回実装プロセステクノロジー展」に出展する。