スウェーデンのデザイナー、Lars Martensson氏は、未来の『インプレッサWRXSTI』の3Dレンダリングを披露した。
Lars Martensson氏は、「GRID」というハンドルネームで活動しており、車のみならず意欲的な作品を数多く作り出している。この『インプレッサWRXSTIコンセプト』は、スバルとは無関係に製作された同氏の個人的作品だが、その内容はなかなか示唆に富んだものだ。
注目は、そのアグレッシブなスタイリングにある。現行インプレッサWRXSTIは5ドアハッチバックだが、同氏は3ドアハッチバックスタイルを提案。低く構えたフォルムやグラマラスなフェンダーラインが迫力満点だ。ドライバーは地面すれすれに着座する感覚だろうか。
また真横から見ると、フロントノーズからルーフエンドにかけて、ほぼ一直線にラインが伸びていることがわかる。シトロエン『C4クーペ』や、先代ルノー『メガーヌ』の3ドアを思わせるようなデザイン手法だ。ガラスエリアは異様なまでに小さく、スポーティな印象を与えている。
スバルは昨シーズンをもってWRCから撤退したが、こんなマシンを引っさげてWRCに復活すれば、ライバルのど肝を抜きそう。同氏の作品は、単なるデザインスタディの域を超えたインパクトを秘めているといえそうだ。