シトロエンの小さな高級車、DSインサイド…内装初公開

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シトロエンの小さな高級車、DSインサイド…内装初公開
シトロエンの小さな高級車、DSインサイド…内装初公開 全 9 枚 拡大写真

シトロエンは28日、『DSインサイド』の内装写真を公表した。同車は3月のジュネーブモーターショーで初公開されたコンセプトカーで、2010年に『DS3』として市販される。

DSインサイドは小型車でありながら、上級サルーンに匹敵する上質感を備えた小さな高級車として開発。大型車から小型車にダウンサイジングする顧客の受け皿となるモデルを狙った。

DSのネーミングは1955年に登場したシトロエンの名車、『DS』に由来。34年ぶりに復活したDSは、偉大な名車に敬意を払いつつ、同社のラインナップ中の高級レンジの意味で、その名前が使用される。市販時には小型車、中型車、大型車の3種類が用意され、車名はそれぞれ『DS3』、『DS4』、『DS5』になるという。

DSインサイドはDSシリーズのボトムライン、DS3に限りなく近いコンセプトカー。ボディは3ドアのハッチバックで、太いBピラーやワイドなフェンダーが力強い雰囲気を放つ。

3月のジュネーブでは、DSインサイドは濃いスモークガラスに覆われており、インテリアはうかがい知れなかった。しかし、今回そのプレミアムな空間が判明。公表された内装写真からは、外観に負けないクオリティを実現しているのが確認できる。

各部の素材は徹底的に吟味されており、サイドが張り出したスポーツシートは、ブラック&ホワイトのツートンレザー仕上げ。インパネは落ち着いたブラックを基調にしながら、ダッシュボードに明るいホワイトを使用した。散りばめられたクロームメッキは、高いアクセント効果を発揮。フラットボトムのステアリングホイールも目を引く。まさに、クラスを超えた質感が表現されている。

また追加の外観写真からは、ボディカラーと異なる色のルーフに、独特のパターン処理を施しているのが見て取れる。シトロエンは20日、DSインサイドの外装を自由にコーディネートできる専用ウェブサイト、「DSインサイドデザインスタジオ」を立ち上げた。このルーフ処理から判断すると、市販版のDS3では豊富な内外装組み合わせが可能になると見ていいだろう。

DS3は2010年初頭に生産が始まり、その後、市販に移される見込み。DS3に続いてDS4、DS5もスタンバイしており、シトロエンの新たな戦略に注目が集まっている。

《森脇稔》

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