フェラーリ F355 とシトロエン 2CV が合体!! 超クレイジーな1台

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
フェラーリ F355 とシトロエン 2CV が合体!! 超クレイジーな1台
フェラーリ F355 とシトロエン 2CV が合体!! 超クレイジーな1台 全 5 枚 拡大写真

イタリアのラリーチーム、NIMIKは25日、カスタムカーの『NIMIK2CV』の映像を動画共有サイトで公開した。フェラーリ『F355』のシャシーにシトロエン『2CV』のボディを載せるという、なんとも大胆な発想だ。

フェラーリF355は、フェラーリのV8ベルリネッタの大ヒット作。1994年に『348』の後継としてデビューしたF355は、ピニンファリーナ設計の美しいボディのミッドシップに、3.5リットルV8(380ps、38.7kgm)を搭載。1999年、『360モデナ』登場により生産を終了するが、F355はリトラクタブルライトを採用していることもあって、現在でも根強い人気を誇っている。

一方、シトロエン2CVは、1948年にデビュー。愛嬌のあるスタイルに、水平対向2気筒エンジンを搭載。非力ではあったが、FFの小型大衆車として、フランスのモータリゼーション発展に大きく貢献したモデルだ。1990年までの42年間に、387万台以上の2CVが生産され、今なお多くのファンに愛され続けている。

イタリアンスーパーカーとフランスの国民車という、ある意味対極にある2台を合体させたのが、NIMIK2CV。その製作には、のべ1500時間が費やされ、総額18万ユーロ(約2465万円)もの改造費がかけられた。これは新車の『F430』(日本価格は2400万円から)が、1台買える金額だ。

NIMIK2CVは、シャシーやインテリアをF355から流用。その上に2CVのボディを載せるのだが、2CVはF355よりもボディ幅がかなり狭い。そこで、前後フェンダーを大きく拡幅し、F355のワイドタイヤを収めた。また、F355はミッドシップ、2CVはフロントと、エンジン搭載位置がまったく違う。エンジンを後ろに置くために、かつての2CVに用意されたユーティリティバンボディに仕上げている。

その加速とエンジン音は、まさにフェラーリF355そのもの。非常に興味深い映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る