オペル インシグニア OPC…ニュルでの開発テストを終了

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オペル インシグニア OPC…ニュルでの開発テストを終了
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オペルは5月20日、『インシグニアOPC』がドイツ・ニュルブルクリンクでの最終仕上げテストを無事終えたと発表した。12日間のトータル走行距離は、約1万kmに及ぶ過酷なものだ。

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OPCとはオペル・パフォーマンス・センターの略。市販のオペル車をベースに運動性能を磨き上げたモデルを10年前から開発しており、すでに『アストラ』『コルサ』『メリーバ』『ザフィーラ』にOPC仕様を設定している。またオペルは、ニュルブルクリンクでの走行テストを1960年代から実施しており、2006年には開発の効率化を目指して、ニュルの近くにテストセンターを開設した。

インシグニアのOPCは、2.8リットルV6ターボ「エコテック」をベースに、吸排気系を徹底チューン。最大出力は325ps、最大トルクは44.4kgmで、ベースエンジンに対して、約25%の性能向上を果たした。トランスミッションは6速MT。0-100km/h加速6秒(セダン)/6.3秒(ワゴン)、最高速250km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを発揮する。

足回りはドイツ・ニュルブルクリンクで鍛え上げた。フロントのストラットサスペンションは、トルクステアの低減、グリップの向上を狙ってチューニング。新たに「ハイパーストラット」という名称を与えられた。リアに電気式LSDを組み込んだ「アダプティブ4WD」もリファイン。ブレーキはブレンボ製が奢られ、クロスドリルドタイプのローターは355mmと大径だ。タイヤサイズは245/40ZR19。オプションで255/35ZR20サイズも選択できる。

ニュルブルクリンクでの最終開発テストは、12日間の日程で実施。レーシングドライバーを含む12名の開発ドライバーが交代でステアリングホイールを握り、487周を走破した。ニュルの北コースは1周20.8kmだから、1万0129kmを走行した計算だ。オペルによると、ニュルでの1万kmは、一般道での18万kmに相当する負荷が車両にかかるという。

そんな過酷なテストを受けたインシグニアOPCだが、2万7000回にも及ぶシフトチェンジ、そして3万5551ものコーナーにトライしても、トラブルは起きなかったという。開発ドライバーのチーフ、Jens Hornischer氏は「我々はつねに車両の限界性能の90%以上を使って走った。過酷なテストをクリアしたインシグニアOPCは、自信を持って勧められる」と胸を張る。

インシグニアOPCは今秋、欧州で発売。「アウディ『S4』がライバル」というオペルの主張も、誇張ではなさそうだ。

《森脇稔》

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