ボルボ XC60、自動ブレーキシステムを標準装備化

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ボルボ XC60、自動ブレーキシステムを標準装備化
ボルボ XC60、自動ブレーキシステムを標準装備化 全 9 枚 拡大写真

ボルボ・カーズ・ジャパンは3日、市街地や渋滞における低速追突を劇的に減らす最新の自動ブレーキシステム「シティ・セーフティ」を、8月下旬に発売予定の新型車『XC60』に全車標準装備し、日本で初めて導入すると発表した。

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ボルボは、長年にわたる独自の事故調査により、衝突事故件数のうち約75%が30km/h以下で発生していること、およびその約半数がドライバーの不注意によって衝突する瞬間まで、全くブレーキを踏んでいないことがわかったと分析している。

今回XC60で日本初導入となる「シティ・セーフティ」(低速用追突回避・ 軽減オートブレーキシステム)は、主に渋滞時や交差点で発生する30km/hまでの低速走行時の追突を未然に回避するシステムだ。

ルームミラー前方に位置するレーザーセンサーで、停車中もしくは同じ進行方向に進んでいる約6m先の前方車両の走行状態を常にモニターし、追突の危険性を感知すると、ドライバーによるブレーキ操作に備え、ブレーキの反応を素早くする為にブレーキをプレチャージする。それでもドライバーが反応せず、ブレーキを踏まなかった場合、シティ・セーフティが自動的にブレーキをかけ、同時にエンジン出力を抑制するというもの。

両車間の相対走行速度差が15km/h未満の場合は追突を未然に回避、両車間の相対走行速度差が15 - 30km/hでは、追突のダメージを軽減するとしている。

このシステムは、既に欧州では2008年末から『S80』などに、北米でも2009年初に発売した『XC60』に搭載されており、イギリスの自動車専門誌「What Car?」のカー・オブ・ザ・イヤー、フランスの自動車専門誌「L'Automobile Magazine」の「Innovation for safety」など、安全にまつわる賞を受賞し各国で評価を得ている。

新型XC60とシティ・セーフティの機能は、動画共有サイトで見ることができる。

《宮崎壮人》

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