テスラ ロードスター、500台目をデリバリー

自動車 ビジネス 企業動向
テスラ ロードスター、500台目をデリバリー
テスラ ロードスター、500台目をデリバリー 全 8 枚 拡大写真

米国テスラモータースは2日、500台目の『テスラロードスター』を顧客に引き渡したと発表した。

【画像全8枚】

テスラロードスターは、2006年7月に初公開。ロータス『エリーゼ』をベースに開発したスポーツカーで、最大の特徴は電気モーターのみで走行するEVという点だ。

軽量なカーボンファイバー製ボディを採用し、0-96km/h加速は3.9秒と、EVの特性を生かした圧倒的な加速性能を備える。1回の充電での最大航続距離は約393km。価格は米国政府による7500ドル(約72万円)の補助金を適用すれば、10万1500ドル(約977万円)からとなる。

記念すべき500台目は、米国ニュージャーシー州在住のマーティン・タックマン氏に引き渡された。同氏はタックマン財団の代表を務め、パーキンソン病撲滅に向けた活動を行っている。

タックマン氏は「テスラロードスターがドライブできるなんて夢のようだ」とコメント。現在、1967年式のメルセデスベンツ『250』と1993年式のジャガー『XJ-Sコンバーチブル』を所有しているが、テスラロードスターは毎日の通勤の足として活用するという。というのも、ニュージャーシー州の高速道路では、朝夕のラッシュ時間帯、EVは1名乗車状態でも優先レーンを走行することができるからだ。

テスラ社のマイケル・ヴァン・デ・サンデ販売担当副社長は、「世界初の量産EVメーカーとしてのブランド力を強化し、500台から5万台への飛躍を目指したい」と、前向きだ。

テスラ社は2011年後半、4ドアEVスポーツの『モデルS』を発売予定。販売店に関しては、英国ロンドンをはじめ、世界主要都市に展開する。また、5月19日にはダイムラーとの資本提携も発表。EVスポーツカーメーカーのパイオニアは、そのアドバンテージをさらに拡大させる戦略だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  2. サイドミラーの死角を減らせる補助ミラーは、アナログとデジタル、どっちが買い?[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. NISMO「L型エンジン用ヘッド」発売に「NAで300psって」「オーラニスモ買えちゃう」など驚きの声
  4. メルセデスベンツの小型SUV『GLB』次期型、プロトタイプの写真…内装は完全公開
  5. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る