【VW シロッコ 日本発表】専用チューニングのフットワーク

自動車 ニューモデル 新型車
【VW シロッコ 日本発表】専用チューニングのフットワーク
【VW シロッコ 日本発表】専用チューニングのフットワーク 全 17 枚 拡大写真

プレミアムスポーツクーペというポジショニングで約20年ぶりに復活したフォルクスワーゲン『シロッコ』。『ゴルフ』と共通のプラットフォームを採用し、足回りもフロントがストラット、リヤは4リンクを採用している。

フォルクスワーゲンジャパン マーケティング本部 丸岡直樹さんは「シロッコの足回りはゴルフと同じ形式を採用していますが、スプリングやダンパー、スタビライザーなどは専用チューニングが施されています。さらにシロッコはゴルフGTIよりもトレッドが広く、重心も低く抑えられていますので、シャープなハンドリングを実現しています」

「2.0TSIにはアダプティブシャシーコントロールのDCCが標準装備されており、コンフォート、ノーマル、スポーツといった3モードの切り替えが可能ですので、状況に合わせてサスペンションの減衰力とパワーステアリングの特性を選んでいただくことが可能です」とコメント。

丸岡さんの言うようにシロッコのハンドリングは低重心&ワイドトレッドの恩恵により、5代目ゴルフのGTIよりも安定感が高く、より俊敏な回頭性を見せてくれる。

17インチタイヤを履く1.4リットルツインチャージャー車「TSI」は、乗り心地とハンドリング性能が巧みにバランスされており、快適性の高い乗り心地を損なうことなくワインディングをハイアベレージで駆け抜けることができる懐の深さを備えている。市街地では多少引き締まった印象を受けるが、乗り心地が硬いと感じるほどではない。

18インチを履く「2.0TSI」はDCCをノーマルで走っても17インチよりも多少硬くなった程度で、コンフォートに切り替えれば17インチと同等の乗り心地を与えてくれる。そしてスポーツに切り替えたからといっても極端には乗り心地はハードにならず、普通に走っている限りではノーマルとの違いは少ない。

ただしワイディングを走っているような場合は、スポーツモードだとコーナリング中のロールを抑えてくれ、手応えを増したステアリングがリニアリティのあるハンドリングを提供してくれるので、よりスポーティな走りが楽しめるようになる。DCCが装備されていることにより、多面性を持った走りが楽しめるのもシロッコ2.0TSIの美点だ。

シロッコはゴルフとメカニズムを共用している部分が多いが、フットワークの面ではシロッコ独自の低い重心とワイドトレッドを生かすことで、より俊敏で安定感の高いハンドリングを作り上げることに成功している。この軽快なフットワークもシロッコの強力なセールスポイントになるはずだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  5. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る