英国日産、さらに増産…スクラップインセンティブ効果

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英国日産、さらに増産…スクラップインセンティブ効果
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英国日産は8日、サンダーランド工場で100名の期間従業員を追加雇用すると発表した。5月末、英国にスクラップインセンティブが導入され、販売が好調に推移しているのを受けた処置だ。

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5月8日、英国日産は6月から4か月契約で、期間従業員を約150名新規雇用し、1万4000台規模の増産シフトを敷くと発表したばかり。今回の追加雇用により、6-9月期には、さらに1万8000台が生産台数に上乗せされる。

現在、サンダーランド工場では、『マイクラ』(日本名:『マーチ』)、『ノート』、『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)を生産中。このうち、100名の新従業員は4か月契約でマイクラとノートの生産に従事する。

英国では5月末から、旧車を新車に代替する際に2000ポンド(約32万円)を支給するスクラップインセンティブを開始。これは先行して同制度を実施したドイツ、フランス、イタリアなどで、新車需要が回復したのを受けたもので、英国の場合、政府と自動車メーカーが1台当たり1000ポンド(約16万円)ずつを拠出する。

サンダーランド工場のマネージングディレクター、ケビン・フィッツパトリック氏は「困難な市場環境下で、スクラップインセンティブは販売向上の起爆剤となる」とコメントしている。

《森脇稔》

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