筑波サーキットにフルIPの音声通信システム…日本コムシスが構築

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日本コムシスは15日、IP電話ソリューション「コムシップ」を日本オートスポーツセンター(JASC)が運営する筑波サーキット(茨城県下妻市)に納入、IPネットワークインフラによる音声通信システムを構築した。

日本コムシスは、老朽化が目立っていた筑波サーキットのアナログ電話設備の全面更改に伴い、場内に光ケーブルと25GHz帯の無線ネットワークを張り巡らせ、フルIPのネットワークインフラを整えた上で、IP電話74台とタッチパネル方式のソフトフォン2台、二重化されたSIPサーバで構成したIP電話ソリューションのコムシップを納入した。

これにより、音声通信システムの信頼性を確保しながら操作性の向上が図れ、重大事故の際の迅速な判断と救護体制の強化を構築したとしている。
 
筑波サーキットでは従来、計11か所のコーナーポストとコントロールタワーを結ぶ直通電話網、屋外・屋内のスピーカーを介した場内一斉通報システムが設けられていた。日本コムシスは、場内音声システムのフルIP化に伴って、サーキットの既存設備を利用した光ケーブルの敷設や、離れた場所にあるコーナーポストとの通信に、無線を活用することによる有線工事の削減など、埋設配管、無線ネットワーク工事、内線・直通電話システム工事といった多岐にわたる設計・施工をワンストップでマネジメントした。
 
さらに管制室に設置されたソフトフォンは、実写のコース画像を使ったわかりやすい画面インターフェースを採用。各コーナーポストの位置のタッチパネル式ボタンを押すだけで各ポストに直接電話ができるほか、緊急時など、コーナーポストから管制官が呼び出された際には、ソフトフォンのコースレイアウト画面に発信地を示すランプが点灯し、どのポストから電話がかかってきたかが瞬時にわかるようになっている。

《レスポンス編集部》

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