フォード マスタング 生みの親、特別限定車をプロデュース

自動車 ニューモデル 新型車
フォード マスタング 生みの親、特別限定車をプロデュース
フォード マスタング 生みの親、特別限定車をプロデュース 全 10 枚 拡大写真

リー・アイアコッカ氏はフォードと協力し、『マスタング』の限定車『アイアコッカシルバー45周年記念エディション』を発表した。マスタングの生みの親、アイアコッカ氏が、同車の45周年を記念してプロデュースした特別モデルだ。

リー・アイアコッカ氏は1924年生まれで、現在84歳。1946年にフォードへ入社すると、その頭角を現し、1960年にはフォードディビジョンの副社長に就任。1964年にデビューを飾る初代『マスタング』の開発責任者を務めた。

しかし、フォード創業者のヘンリー・フォード氏の孫、ヘンリー・フォード2世と経営路線を巡って対立。1978年、アイアコッカ氏はフォードを解雇される。そして、同年、クライスラーの社長に就任。現在のクライスラーのドル箱であるミニバンを初めて開発し、クライスラーを経営危機から立ち直らせた。

また、アイアコッカ氏はクライスラーを退職後の1995年、クライスラーに敵対的買収を仕掛けるなど、何かとお騒がせな人物としても有名。現在は、電動自転車メーカーの経営者である。

そんなアイアコッカ氏が、マスタングの45周年記念車をプロデュース。同車はフォードの全面協力の下、わずか45台のみが生産される。

ボディカラーは「アイアコッカシルバー」と名づけられ、45周年記念車にふさわしい輝きを発散。足回りには、フォードレーシングの「ハンドリングパッケージ」が標準装備され、ダンパーとスプリングは固められた。オプションでフォードレーシングの「ブレーキングパッケージ」も選択できる。

エンジンは2種類を設定。4.6リットルV8(320ps)と同スーパーチャージャー(400ps)だ。トランスミッションは、クイックシフトの5速MTを組み合わせた。

室内は「ダイヤモンドデザイン」と呼ばれるレザーシート、「I」のロゴ入りレザーステアリングホイールを採用。ダッシュボードにはアイアコッカ氏のサインが添えられ、シリアルナンバープレートや専用ドアシルプレートも装着される。

この限定車は7月下旬、南カリフォルニア最大のフォード販売店、ギャルフィンフォードで発表会を実施。価格はその時、公表予定だ。車両はフォードのメーカー保証を付けた上で販売される。

日本の年齢で言うと、もうすぐ米寿を迎えるアイアコッカ氏。まだまだ、そのビジネスセンスは健在のようだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る