【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】「使い勝手のいいFM VICS、ワンセグも感度高し」…パナソニック ストラーダポケット CN-MP200DL

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】「使い勝手のいいFM VICS、ワンセグも感度高し」…パナソニック  ストラーダポケット CN-MP200DL
【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】「使い勝手のいいFM VICS、ワンセグも感度高し」…パナソニック ストラーダポケット CN-MP200DL 全 7 枚 拡大写真

「ストラーダ」で培ったルート案内の能力を踏襲

ルート案内中の充実した内容はフルナビと比べても遜色ないレベルにあった。それもそのはず、この機能はパナソニックのフルナビ『ストラーダ』で培ってきたルート案内の能力をほぼ踏襲しているのだ。

分岐点では見やすい拡大図によって進行方向を誘導し、分岐点に近づくまでに通過する交差点ではどの車線を走行したらいいかまでもしっかりとサポート。この辺の対応はもはやポータブル型ナビの常識を超えるものと断言していい。地図の表示も目に馴染むしっとりとした色合いで、いわゆる“チラ見”でもすぐに必要な情報が入ってくる。まさにこれらは長年にわたってカーナビを知り尽くしたパナソニックらしい成果がもたらされた結果なのだ。

◆スタンド内蔵FM VICSを活用

それと対応したVICSはFM多重によるものとなっている。このFM多重VICSは入口閉鎖や通行止めといった交通規制にルート案内中で対応できるものの、渋滞を避けたルート案内を受けることはできない。

しかし、要は使いよう。FM多重VICSなら自宅を出るときから交通状況を地図上で把握できるわけで、渋滞のある箇所を避けてリルートによって進んでいけばいいのだ。しかもこのレシーバーはナビ側でなく、スタンド側に内蔵する。これがストラーダポケットのスタイリッシュでコンパクトなデザインに大きく貢献しているのだという。受信のためのアンテナもスタンド側に接続するため、カーナビ本体を取り外すときもワンタッチ。これが使い勝手の面でも大きなメリットにつながったのだ。

◆限界点の高いワンセグ受信能力

AV機能は比較的シンプルな内容だが、感心するのがワンセグの受信能力だ。受信状況が変化してもブロックノイズ等で画面を乱すことがほとんどなく、映像的にも鮮明さが印象に残る。

もちろん受信の限界点を超えればダウンしてしまうわけだが、その限界点もきわめて高いのだ。ポータブル型TVとして使われることも少なくないだけに、この能力の高さは大きな魅力となるだろう。フォトビューワー機能はSDカードのみの対応だが、スライドショー機能も備え撮影したばかりのデジカメ画像のチェックにも重宝することだろう。ポータブル型ナビとしての本領を発揮できるモデル、それが新型ストラーダポケットなのだ。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  3. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る