【Fニッポン 第4戦】決勝…師匠ゆずりの走り、デュバルが大雨の中で2勝目

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【Fニッポン 第4戦】決勝…師匠ゆずりの走り、デュバルが大雨の中で2勝目
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27 - 28日、フォーミュラニッポンの第4戦が富士スピードウェイで開催された。ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING 31号車)が優勝。

予報が大きく外れ、夏日だった予選日とは打って変わって強い雨となった決勝日。全55周のレースはセーフティーカー(SC)スタートとなる。実質的なスタートは4周目からで、ホールショットは4年目にして初めてポールからの決勝を迎えたデュバル。それに石浦宏明(Team LeMans 8号車)、平手晃平(ahead TEAM IMPUL 20号車)、松田次生(LAWSON TEAM IMPUL 1号車)らが続く。

この日は、ドライバーもチームもともにランキングトップのLAWSON TEAM IMPULの日ではなかったようで、まず07年、08年王者の松田次生が、燃料ポンプトラブルで17周目の300Rでストップ。ランキングトップのブノワ・トレルイエ(2号車)も、シフトトラブルにより20周でリタイヤとなっている。3連覇を目指している松田は、全8戦中4戦が終わってわずか3ポイント。自力での達成はすでに不可能となっている。

一方のデュバルは、師匠・中嶋悟監督ばりの雨中での独走劇で逃げていく。しかし、最大の敵はライバル車のアクシデントだった。34周目に、伊沢がウォームアップ時と同じ100R(出口と入口は異なるが)でスピンを喫し、SCが出動。

さらに、レース運営サイドも混乱していたようで、無給油を選んでトップに立ったアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S 36号車)を誤ってSCが前に出してしまい、再度隊列の組み直しという事態が発生してしまう。結果、ロッテラーはピットインすることとなり、タイミングが合わずに9番手まで後退。隊列のトップはデュバルとなり、38周目に再開されるとそのまま抜かれることなく、全55周を走り切り、今季2勝目を挙げた。2位は、今シーズンのルーキーの決勝順位では最高位となる大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S 37号車)。3位は、リチャード・ライアン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING 40号車)。両者とも無給油作戦が当たり、表彰台を獲得した形だ。

ランキングは、トレルイエが27点でまだトップを堅持しているが、一気にデュバルが迫り、26点で2位。3位の平手はデュバルから10点離されており、今シーズンはフランス人対決となりそうだ。次戦は7月11 - 12日に鈴鹿で開催。第5戦が両者の天王山となりそうな雰囲気である。

《デイビー日高》

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