ボッシュのオートモーティブアフターマーケット事業部は1日、自動化された測定モードにより、簡単で確実な測定を可能にする光透過式ディーゼル排気黒煙測定器「RTM215Jオパシメータ」を8月下旬から発売すると発表した。
今回発売するオパシメータは、型式試験番号を取得しており、継続検査用機器(車検機器)として利用できる。表示画面や測定結果を完全日本語表示にするなど、使い勝手にも配慮した。
検出部の大きさは最小クラスの420×217×315mmで、軽量コンパクトな設計とした。また、本体部分にプリンターを内蔵することで測定時に素早く検査結果をプリントアウトすることが可能。
2007年9月発売以降の新型ディーゼル車にはオパシメータによる検査が必要で、国土交通省による経過措置期間の期限である2010年10月以降、継続検査を実施するには、オパシメータによる検査が不可欠。これは従来の黒煙テスタでは測定できない黒煙以外の有害成分のうちPM(ディーゼル微粒子)に含まれるSOFも併せて検査するため。同社は多くの整備工場で利用してもらえるようリーズナブルで高品質なオパシメータを提供するとしている。