VWのベストセラー商用車、累計生産100万台達成

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VWのベストセラー商用車、累計生産100万台達成
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フォルクスワーゲンは6月30日、100万台目の『T5』がドイツ・ハノーバー工場から出荷されたと発表した。2003年3月の生産開始から、6年3か月で到達した金字塔だ。

T5はフォルクスワーゲンの欧州における主力商用車。2008年の1年間だけでも、約17万8000台が販売された。ドイツでの人気が最も高く、英国、オランダ、オーストリアでの需要も根強い。

人気の理由は、その豊富なラインナップにある。T5には「トランスポーター」「カラベル」「マルチバン」「カリフォルニア」の4タイプがあり、ショート&ロングホイールベース、エンジン、荷台の仕上げなどを含めると、460種類ものバリエーション構成となる。

T5の記念すべき100万台目となったのは、1.9リットル直4TDI(84ps)搭載の「トランスポーターバン」。トルネードレッドのボディカラーをまとった同車のラインオフを、ハノーバー工場の約1万2000名の全従業員が祝福した。

フォルクスワーゲン商用車部門のステファン・シャーラーCEOは、「T5は欧州小型商用車セグメントのベストセラーモデル。100万台到達は工場のスタッフ、開発エンジニア、販売担当者など、すべての関係者のおかげ」と、労をねぎらった。

ハノーバー工場は、ウォルフスブルクに次ぐフォルクスワーゲン2番目の生産拠点として、1955年に稼動。1956年には初代『T1』がラインオフした。T1からT5まで、5世代に渡る商用車の累計生産台数は、750万台以上に上る。2009年3月からは、ポルシェ『パナメーラ』のボディも生産。高いクオリティを備えたハノーバー工場で生産されるT5は、このペースだと先代『T4』の累計生産台数170万台を超える可能性が出てきた。

《森脇稔》

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